桑原 明日香

Profile

「広告をつくりたい」という強い気持ちから2013年にCDCへ新卒で入社。入社3年目にチーフへ昇進し、制作部内の広告コンテスト(AD-1)の入賞常連となる。音楽とお笑いとアイドルをこよなく愛する関西人。


従来のやり方は通じない難関採用。

制作マンとして独り立ちを果たし、仕事の進め方にも慣れてきた2年目の秋、とある結婚相談所を担当することになりました。掲載媒体は女の転職@type、募集職種は結婚アドバイザー。当時は今ほど「婚活」という言葉が流行っておらず、結婚相談所といえば、一般的に堅くかしこまったイメージを持たれがちで、正直、転職市場で人気職種とは言えませんでした。さらに、これまで女の転職@typeに掲載していた結婚アドバイザーの求人広告は、40代以上の既婚者層が採用ターゲット。広告で訴求するメッセージも、「あなたの結婚経験を活かせる仕事」というものでした。しかし、今回のお客様から求められた採用ターゲットは、20代~30代の若手層。しかも、採用エリアは首都圏のみならず、応募が集まりにくい地方まで。厳しい戦いになるなと覚悟を決めました。お客様から「広告の内容はプロにお任せします」と託され、全ては私のクリエイティブ次第なんだと、プレッシャーも感じましたね。まずは取材が大事。20代~30代の女性が働きたいと思う魅力的なポイントを引き出そうと、仕事のやりがいや厳しさまで人事担当者に細かくヒアリング。帰社後、記憶が鮮明なうちに、すぐさま広告の設計に取り掛かりました。


“誰”に“何”を“どう” 伝えるか。

求人広告の肝となるのは設計、特にターゲット設定です。どんな人なら結婚アドバイザーとして働きたいと思うだろうかと、想像を巡らせました。結婚アドバイザーの仕事には、恋愛に奥手な会員の方に対して、気になるお相手へのメールの送り方やデートの服装などをきめ細かくアドバイスするシーンが多々あります。これは、恋愛相談に似ているかも。そう考え、導き出したターゲットは、人の恋愛に首を突っ込むのが好きな姉御肌の20代女性。私の友達でいうならあの子かなと、リアルな人物を思い浮かべました。そんなターゲットに伝えるメッセージは、「恋愛相談にのるのが得意な方は、結婚アドバイザーに向いている」。ターゲットが広告を見て「私のことだ!」と思ってもらえるよう、トップ画像は女性2名が恋愛相談をしている写真に、「こんな会話が仕事になります」というコピーをのせて、恋バナの雰囲気を表現しました。仕事内容の項目では、会員へのアドバイス業務を説明する文章にもひと工夫。「メールでの絵文字の使いすぎはNG!」「返信が早いと男性はひいちゃいます!」など、ターゲットが恋愛相談にのる際に言い出しそうな言葉や共感しそうなフレーズを散りばめました。細部にまでこだわり作りあげた求人広告をお客様にお見せしたところ、「あの取材からこんな面白い広告ができるなんて驚きです」とのメールが。今までにない表現だったので、NGが出たらどうしようと内心ドキドキしましたが、評価して頂けたのは嬉しかったです。


緻密な設計は結果に繋がる。

掲載がスタートし、応募状況を確認してみると、20代~30代の応募が全体のなんと7割以上。まさに設計通り狙ったターゲットに魅力を伝えることができ、首都圏、地方合わせて7名の採用に成功しました。お客様からも予想以上の結果だと喜んで頂き、継続的なご発注へと繋がりました。さらに、制作部内の広告コンテスト(AD-1)にエントリーしたところ、全28作品の中から2位を受賞。1年目の新人から10年目のベテランまで、多くの制作マンが参加している中で結果を残せたことは、大きな自信になりました。徹底的に考え抜いた緻密な設計に基づいて表現すれば、狙ったターゲットの心を動かすことができる。その面白さに気付く良い経験になりました。情報をまとめるだけなら誰にでもできます。しかし、お客様の採用課題を解決するために、取材を行い、広告を設計し、文章とデザインで新たなクリエイティブを生み出す。CDCでは全てのプロセスを担うからこそ、成果が出せたときは「私のおかげ!」って思えますし、この達成感を知っているから、どんなに大変で苦しくても、広告制作の仕事はやめられません。


桑原 明日香 桑原 明日香 桑原 明日香

Q1.CDCに入って身についたこと

求人広告を制作する上で、誰に対して何をどうやって伝えるのかという、設計力が身に付いたと思います。求人広告は、お客様と転職者を結ぶ大切な媒体。面白ければ良いなんて、1人よがりなものでは結果は出ません。私たちの仕事の先には常にお客様と転職者がいるということを考えています。

Q2.仕事の大変さ

求人広告はお客様からヒアリングした内容をもとに、ゼロから生み出していくものです。先輩に相談する場合もありますが、基本的には1人で企画・制作します。自分のつくりたいもの、お客様が求めているもの、転職者の方が必要としているもの、全てを把握して自分の力で考え抜いて最適なクリエイティブを生み出すことはやっぱり大変ですね。しかし、採用が難しいとされている職種を自分の広告で採用成功させることができた時は、大きな達成感を感じます。

Q3.仕事のやりがい

万人受けする表現ではなく、ターゲットにしか響かないピンポイントな表現で広告を作り、その通りのターゲットが採用に繋がると本当に嬉しいです。極端な話、採用予定人数が1名の求人の場合、採用ができるのであればたった1名の応募でもいい。雑多な応募よりもコアターゲットを動かせる原稿を制作できることの方が、制作マンとしての価値は高いと考えています。

Q4.今後の目標

ずっと制作の現場にいたいと思っています。役職が上がるにつれ、マネジメントの業務も増えていきますが、クリエイティブな仕事に携わり続けたい気持ちはきっと変わりません。制作マンになったからには、つくることで価値を発揮したいですし、「制作の仕事をやりきった」と思えるまではつくり続けていきたいですね。

連絡先

新卒採用担当
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